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#絵本作家

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先日、とある電話営業がありました。「ホームページのSEO対策をさせてください」との営業でした。その内容の営業電話は今までも何度か来ました。

大概水彩画の手がはなせない制作中だったり、教室の最中だったりしますので即お断りします。が、先日の電話のときは、仕事の合間、時間もあったのでちょっと話だけ聞いてみました。

まあ、当然営業ですから最後はかかる料金の話になるわけで、「ごめんなさいね、ちょっと無理」とお断り。でもその電話営業の方がしゃべる内容のあちこちに、何かの種や明日へのヒントが見えたりして、、、。たぶん電話の向こうの彼は、マニュアルセオリー通りに話して気がつかずにいると思うけど。

断わりましたが、話を聞いてイイモンゲット♩と思った一本の電話でした。たまに時間があるときは電話営業の話を聞くのも悪くないです。(自営業はやること山積み、無い方がほとんどだけど)

今日の絵は、アルティオで展示中の「ヨットハーバー」
北欧フィンランド・ヘルシンキに取材した透明水彩画です。

 

「あなたの一日が世界を変える」

そんな大それたことってできるんだろうか???普通そう思いますよね。

でも、できます。

じゃあ、どうすればできるのか?

その答えを書いた絵本が、くすのきしげのり先生作、私が絵を担当した「あなたの一日が世界を変える」(PHP研究所・刊)です。

この本は2016年に刊行された絵本ですが、今日、アルティオに絵本の内容に感銘し、「絵本を紙芝居にして、施設などで広めたい」という希望をもったお客様が遠方から見えました。

ボランティアで絵本の内容を広めたいとの想いに出版社からも了解をいただきました。

「絵本は出版されて終わりじゃない。育てて行かなきゃならないんだよね」とは、作者のくすのき先生の言葉です。

このおはなしがまた違うフィールドで広まって行く。そして少しだけ、世界が変わる。

私のような小さな存在でも、こうしてチェンジの小さなきっかけを作ることができました。感謝です。


なんだか絵本がすこしずつ成長して行くような気がしています。

 

 

 

東北水彩風景 【雪原素描】金ヶ崎・岩手

ジョンシルバー、山下将軍、カリブの沈没船、インディジョーンズ、、、とこの辺りから想像するのはなんでしょう?そう、宝の山ですね。人間はどうも金銀財宝にくらむDNAを持っているようです。もちろんわたしもそう(笑) 私の場合、宝くじで三年連続一万円があたった栄光の20代を最後に、どうやら宝くじ運は使い果たしてしまったようです。

私の友人にイタコさんがいますが、その話をしたら「古山さん、その時生活が苦しかったでしょう?神様が助けてくれたのよ、もう今はその助けも必要ないからあたらないわね」,,,いいんだか悪いんだか、というわけで、ここ数年は宝くじ売り場には並んだことがありません。

話がずれました。宝の山の話でした。宝は金銀財宝というイメージが子供の頃から刷り込まれているからいけない。私が思う宝は、本。『え?本?なーんだ』とあざけるなかれ。 たとえ虚構世界であっても、人の生き方さえ変える、また気力を支える。本ほどの仮想資金源、宝の山はないと私は思っています。映画も似ているかな。 一冊数百円から千円ちょっとの本。ノンフィクションからフィクション、絵本、ジャンルは様々、これこそ仮想財宝といわずして何という(笑)

さて、そんな本にからんだ仕事をご紹介します。(と、ここからは営業^_^)

仙台文学館発行の「文学館ニュース」最新号刷り上がりが手元に届きました。「シリーズ私の一冊」の挿絵を毎回描かせていただいています。今回は俳人・高野ムツオさんの文章に挿絵を添えました。

「一冊の本が生き方を変える」ということを毎回寄稿される文章を読んでいると感じます。わたしは毎回取り上げられた本に目を通すことにしていますから、なおさらそれがわかります。やはり本は宝箱だ。

刷り上がりは一色で刷り上げられていますが、原版は水彩で着彩したイラストレーションです。なので、ここでカラー版もアップします。ご笑覧ください。

 

 

■ 2018/8/6 投稿 ■
福島郡山で『絵本ワールドinふくしま2018』が開催されます。
その中で児童文学作家くすのきしげのりさんと対談することになりました。(8/11午前10:30〜12:00)
絵本「交響曲『第九』歓びよ未来へ!」の作家講演会です。
 
くすのき先生との対談は、初です。
子供の本10,000冊大展示や、福音館書店編集部長による「絵本ができるまで」のおはなしなど、本好きには堪えられない二日間です。
講演会は要予約(無料)です。
どうぞご来場ください。
●8月11日〜12日(10:00〜17:00)
■ビッグパレットふくしまコンベンションホール
■主催/福島民報社
■問い合せ・連絡先/福島民報社事業局内「絵本ワールド in ふくしま」実行委員会事務局 TEL024-531-4171

 

今日のブログは、7月27日開催された「おはなしの部屋△【san:kaku】」第二夜 つれづれ。
二回目のゲストは、佐藤敏悦さん(東北民俗の会 会長)

皆さん、仙台の〈荒町〉という町名はご存知でしょうか?
〈荒町〉とは麹を作るところという意味なんだそうです。その荒町ですが、伊達政宗が生まれた山形県米沢市から→宮城県岩出山→仙台 検察庁の裏手→さらに美味しい水のある現在の場所へと町が移動していったそう。まさに、政宗と共に食文化も移動していった!ということ。もう最初の掴みからトリビアでした。

江戸時代からの駄菓子(関東以北と以南では呼び名も違う)の形がしっかり残っているのは、日本でも仙台駄菓子くらいだそうで、これは仙台人はもっと誇ってもいいことではないだろうか。
対して、宮城の食文化は江戸時代からそのまま継承されているものはないという、、あのハゼが入った仙台のお雑煮でさえ、江戸時代には食されていなかったというからビックリです。

そして、昨夜のおはなしで、私が一番心に響いた言葉は、
「原点に立ち返る」ということ。
歴史を紐解いていくと、いろんなものが見えてきます。食文化に限らず全てのことに通じるこの力強い言葉に、背筋がピンと伸びた思いがしました。

佐藤敏悦さん、ご参加の皆様、昨夜も素晴らしい時間をありがとうございました!!

*現在、ゲストの佐藤さんが関わる「ふるさとの駄菓子」展が、東京LIXILギャラリーで開催中です。(仙台駄菓子の老舗、石橋屋さんの記録)ご興味のある方は是非!

 

 

 

連作 「広瀬川に遊ぶ子供の情景」から

『濡らすなよ』(千代大橋付近)

 

『夏の終わり』(熊ヶ根)

 

『なにもしないよ』(大橋)

 

『夏の日』(角五郎付近)

『いつもの場所』(霊屋橋)

『小遣いの使い道』(愛宕橋のたもと)

 

『放課後』(八幡付近)

『じっとなんかしてられない』(牛越橋)