2026-10-14

9月17日、仙台放送「newsイット!」で、僕の画家としての活動と、指定難病CIDP(慢性炎症性脱髄性多発神経炎)との日々を取り上げていただきました。
ちょうど仙台・藤崎での個展が始まった日でした。
今回の取材では、川崎町のアトリエでの制作風景から、病気のこと、そして病を得てから変わり始めた絵の表現まで、丁寧に追っていただきました。
描き方が変わるということ
CIDPを発症してから、手足のしびれや痛み、思うように動かせないもどかしさと付き合う日々が続いています。
画家にとって、思うように筆が動かないというのは、なかなか厄介なことです。
以前なら何気なく引いていた一本の線が、思うように引けない。
それならば、どう描くか。
幅の広い筆を使ってみたり、指で絵の具を置いてみたり。描くことを諦めるのではなく、今の自分にできる表現を探してきました。
そして、そんな試行錯誤の中から、これまでとは違う抽象的な表現も生まれ始めています。
不自由になったからこそ見えてくるものがある。
もちろん、そんなふうに簡単に割り切れることばかりではありません。それでも、絵を描くことには、まだまだ発見があるのだと思っています。
もっと貪欲に、描いていきたい
取材の最後に、僕は「もっと貪欲にやっていきたい」と話しました。
30年以上、画家・イラストレーターとして仕事を続けてこられたのは、僕の絵と出会い、作品を手元に迎えてくださった方々がいたからです。
その積み重ねが、今の僕を支えてくれています。
病気になったことで、できなくなったことは確かにあります。
けれど、描きたい風景も、試してみたい表現も、まだまだ尽きません。
旅の記憶の中にある光や風。土地の匂い。そこに生きる人々の営み。
そんなものを、これからも僕なりの色と形に置き換えていきたいと思っています。
今回、病気のことも含めて取材をお受けしたのは、同じような症状や難病と向き合っている方々に、僕の経験が何かの参考になるかもしれない、という思いもあったからです。
そして何より、描き続けることの面白さを伝えられたなら嬉しい。
取材してくださった仙台放送の皆様、そして日頃から作品を応援してくださる皆様に、心から感謝いたします。
放送内容は、FNNプライムオンラインで記事とともに公開されています。
ぜひご覧いただければ幸いです。
▶ 仙台放送「指定難病と闘う画家 古山拓」特集記事・動画はこちら
2026年9月17日放送・仙台放送「newsイット!」
古山 拓




