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◆ 2018年4月29日 投稿 ◆
描きとった旅先の光には、いくつものストーリーが隠されています。東北、海外に取材した水彩画のむこうに、みなさまのこころの物語を重ね見ていただければ幸いです。ぜひご来場ください。
会期/2018年5月1日(火)〜6日(日)
会場/晩翠画廊 仙台市青葉区国分町1丁目8-14 仙台第2協立ビル1F
TEL:022-713-6230
作家在廊予定は次の通りです 初日1日(火) 3日(木・祝) 5日(土・祝) 6日(日)
この一週間、盛岡、東京と出張が続きました。今日搬入の晩翠画廊個展直前の出張ダブルはけっこうな綱渡りでしたけれど、無事おさまりそうです。
盛岡出張は、岩手日報連載小説「柳は萌ゆる」終了での、主人公盛岡藩家老楢山佐渡墓前への報告とお参り。東京は建築・住宅の未来を担う「無双塾」たちあげへの縁あっての出席でした。
無双塾の立ち上げ役の建築家・近藤豊三郎さんとは、SNSで親しくさせてもらっていましたが、お会いするのははじめて。今回、ぜひ無双塾に!とお声掛けいただき、お会いしてきた次第です。
対面すると挨拶もそこそこ、すぐに芸術の話炸裂、あっというまに旧知の感じ。私の今までへてきた紆余曲折アートにおける生き方と重なる部分が多々の方でした。話を聞きながら自分の過去が妙にオーバーラップしていました。「人の暮らしを優しいものに」するために、いままでやってきたスキルを役立てることができそうです。
東京から戻った昨日、家に宅配便が届いていました。あけると絵本「あなたの一日が世界を変える」(くすのきしげのり・作/古山拓・絵/PHP研究所・刊)の台湾語翻訳版が。版元は台湾の小熊出版。刷り見本の著者への献本でした。言語が変わっただけで、自分の分身がとても新鮮に感じました。
絵本で伝えたいことが国境を越えていく、、、。それだけ多くの人の役に立てるということ。
アニメーターから始まった「描くことで生きる」こと。いろいろありましたが、続けてきて良かったな。
↓建築家・近藤豊三郎さんと記念すべき一枚。
↓小熊出版・刊「あなたの一日が世界を変える」台湾版作者紹介
5/3からイタリアファブリアーノで開催される水彩エキシビジョンに、今年は図録参加です。
3センチほどの厚さになる図録には会津の冬を掲載手配。
世界の方に東北の雪景色を届けたい、そんな思いで作品を選びました。
世界中から水彩作家が集まるエキシビジョンですが、同じ水彩絵の具であっても絵にはお国柄といいますか、国民性みたいなものがかいま見られるのもおもしろいです。
絵本『交響曲「第九」歓びよ未来へ!」(くすのきしげのり・作/古山拓・絵/PHP研究所刊)が、4月26日付河北新報夕刊一面コラムで取り上げられました。
徳島はもとより東北でも、「絵本の伝えたいことの輪」が広がってきています。とてもうれしいことです。
盛岡個展で嫁ぎ先が決まった絵を、お客様のご自宅へ届けてきました。アトリエアルティオご近所にお住まいのお客様が仙台からわざわざいらしてくださったので、百貨店からの配送ではなく、私が納品してきた次第です。
マンションの高層階にあるお客様宅は,杜の都仙台の青葉山を見おろす立地、眺望最高でした。壁にはピクチャーレールがついていたので、位置取りもしやすくあっという間に終了。さておいとましよう、と思って「では、、、」と言いかけた時、「お昼ご飯を準備したので召し上がっていってください」
恐縮しつつ、それでも美味しく、楽しい会話でお昼をごちそうになってしまいました。
食後、コーヒーをいただいたのですが、ティースプーンがデザイン、文様とも独特でした。思わず「これは、どこのものですか?素敵ですね」と言ったところ、「オスマントルコ時代のもので、気に入って手に入れたのです。いままでこのスプーンで出しても気にかけてもらったことが無いので、うれしいわあ」
ティースプーンのトルコ文様から、話はますます弾み、ケルト文様、ケルトの妖精の話、遠野物語まで会話のキャッチボールはスピードアップ、うれしい納品の午後でした。