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家に帰ろう

家に帰ろう

画家は絵に、象徴や秘密を込めます。トップ絵「アレンテージョ」にも自分のかくれテーマや隠語を何気なく入れています。(たいした秘密ではないけれど(^_^)

2010年、スコットランド取材を元に描いたアクリル作品「Home coming」を描きました。今回久しぶりにギャラリーに展示したこの絵には、パネルでテキストが、あえて添えられています。ひそやかな想いをばらした?とも言えるかもしれません。

絵と文章を併記する作家はそういないように思えます。批判も少なからずあります。それでもあえてキャプションをつける。それは「表現したい」という気持ちと同じくらいに「伝えたい」という思いが強いからに他なりません。多分に美術系ではなく文系を学んできたクセ(笑)かもしれません。

以下が「Home coming」に添えられたテキストです。

———–

エジンバラ城の下、
公園のベンチでクロッキーをしていると、
ある言葉が、頭上から舞い降りてきた。

…【HOME】…

だれかがそっとささやいた、そんなかんじだった。
あわててクロッキーブックに鉛筆を走らせたそこには、
こんな言葉が書かれていた。

 

王は、国という家のために。
兵は、民の安全という家のために。
民は、家族という家のために
すべて人は、それぞれの帰るべき家に還りつくために、
日々を生きている。

———–

本当にエジンバラの空の下、この言葉達は「降って」きました。不思議でした。
今日、ギャラリーに小説家を志している青年がきました。彼にこの話をしましたら、深くうなずいて「わかります!」と言ってくれました。うれしかったな。
タペストリー展は、明日まで開催しています。
ありがとうございます。