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今日は青葉アートスクールの冬季講座、岩手の雪景色を描いてもらいました。水彩で雪を描くということは、紙の白地を残すということです。影の色はグレイではなくあちこちの色が反映している、と、実例ふまえて伝えましたが、みなさん、わかってくださったようでうれしかったです。

さて、アルティオ展示継続中の「フネ図鑑」から今日は水彩で描いた「ブルターニュのヨット」です。

彼女(フネは女性名詞です)と出会ったのは、フランスブルターニュ半島の小さな港町でした。カンペールから路線バスを乗り継いで1時間弱くらいだったと思います。カンペールに宿を取ろうと思ったら、どこも満室。運良く部屋を予約できた町が、港町ラフォーレフーナンでした。

港には小さな漁船やヨットがもやわれていましたが、目を引いたのはそのペインティングの色合いです。

描いたヨットに使われていた色は、パープル(!)にグリーン(!!)ですよ…。この「反対色」をみごとに塗り分けるフランス・ブルターニュ人のセンスに脱帽でした。

ちなみに使っている透明水彩絵の具は、フランスのセヌリエ(Sennerier)。保湿力が高さが、私の描き方(混色)にちょうどいいのです。

作品サイズ11㎝×23.5㎝ ¥37500(税込)

 

ところでブルターニュはケルト文化の薫り高い地方です。
私のブルターニュ旅は、好きなケルト文化の薫りを求めて、の旅でした。

流れ行き着いたラフォーレフーナンでは、とんでもないサプライズがまっていたのです。

宿も取れず意気消沈した私たち(妻と子供同行のバックパックの旅でした)が、名も知らぬ町に流れ着いたその日、町の広場で偶然「ケルト音楽祭」が開催されていたのでした。
神様は行くべきところへ導いてくれるのだ、と、確信をもった日でした。

アルティオの語源は古代ケルト語で「クマの女神」です。仙台でケルト語を店名に使っているショップは、ごくごく少数、あっても数えるほどかと思います。ブルターニュケルトの「旅の導き」をお客様にバトンリレーできればいいな、と思っています。

 

今日からアルティオ斜め向かいのギャラリー喫茶・ガレで展示がスタートしました。
東北の海辺を描いた水彩風景展です。青森、秋田、岩手、宮城、山形。そして福島と東北六県をカバーしました。小さな漁村ほど絵になるのは港スケッチの定石です。
もちろん港でなくとも、漁師達が暮らす浜の風景は、「潮風が風景を美しく仕立ててくれている」ので、それだけで絵になります.

山形、秋田の海辺の集落はなかなかどうして、ついクルマのハンドルを切ってしまうのです。ここ十年ほど潮風まかせにハンドル切り続けた、そんな結果発表でもあります。

さて、同時進行でアルティオ開催中のフネ図鑑より、今日は古代ギリシャの三段櫂船の紹介です。

その昔、古代地中海世界ギリシャにアテネとスパルタが二大都市国家として君臨していました。そんなところへ東方から強大な帝国ペルシャが攻めてきます。アテネスパルタはまったく違った性格の都市国家でしたが、ペルシャが都市国家を次々落として迫り来る危機の前、主義が違うなんて言っていられない。そんなわけで、連合してペルシャと戦います。

映画になった「300」は、ペルシャ戦争のテルモピュライの戦いを描いた作品でした。主役はスパルタでした。陸軍として強いのがスパルタ、それに対して、海軍力が高かったのがアテネでした。
サラミスの海戦で名将テミストクレスが率いたギリシャ連合海軍が勝利、ペルシャ戦争が転換します。
海戦で使われた船が、三段櫂船。都市国家の低い地位の市民がオールを漕ぎ、貴族は重装歩兵として敵と刃を交えるのです。
船首に突き出た衝角を敵船の横腹にぶつけ沈める。あるいは敵船に乗り込んで白兵戦…という戦い方だったようです。

ちなみにノブレス・オブリージュという、地位に基づいた責任を果たす、というヨーロッパの貴族道徳がありますが、ルーツは古代地中海世界にあります。高貴な位の家出身の兵は、敵に一番近いところに自ら位置を取りました。高位の重装歩兵ほど戦死率が高かったといいます。

ちなみに私の学生時代の専攻は古代地中海世界の歴史でした。そんなわけでこの絵は、当時から描いてみたいな、と思っていた船なのでした。 

作品サイズ27㎝×14㎝ ¥48,600(税込)

国内なのに異国の感覚をもらえる場所ってあります。青森はそのひとつです。

本州の一番てっぺん、青森県の左側の北海道に向かって延びる半島が津軽半島ですが、以前、太宰治の小説「津軽」の舞台を描こうと旅したことがありました。津軽取材は3度目でしたが、半島の沿岸部をトレースしたのはその旅がはじめてでした。

ルートは弘前から陸奥湾に向かって北東に向かい海沿いに出ます。そのあとはひたすら海岸線に沿って北上しました。いくつもの小さな漁村があります。岩手出身宮城在住の私にとっては、「海」というとリアスの海が刷り込まれていますが、津軽の漁村は趣を異にしていました。

この絵は今別で描いた一枚です。

今別は過疎が大きな問題になっていると聞きました。しかし私にとってはスケッチのモチーフとしてはいたるところに画題がごろごろある魅力的な町でした。不思議と感じる空気感が、異国のそれ。言葉ではうまく言い表せないけど。「みつけた!」感が全開になるところです。

今週金曜日から、アトリエアルティオ斜め向かいにある、カフェ&ギャラリーガレで「みちのく海景」と題した展示がスタートします。ただいまアルティオならびに近所のカフェトムテさん、バレアリックコーヒーロースターさん一番町開国屋さんで開催中の『海画展』のワンクールです。
ガレでは、福島、宮城、岩手、青森、秋田、山形と東北六県の海辺を水彩で描いた風景画を展示します。
アルティオで開催中の「古山拓のフネ図鑑」展示とあわせて、ランチしがてらご覧いただければ幸いです。

 

 

「古山拓のフネ図鑑」展のポスター紹介です。

こうして見ると、自分はその時その時で描きたいように描いているんだな、と、あらためて思います。
まったく意識はしていないのですが。。。(苦笑)

明日の祝日もアルティオはオープンします。

と、気づいたら、仙台の外は雪景色になっていました。

どうやら静かな一日になりそうです。

日本広告写真家協会東北支部の公開シンポ・パネルディスカッション「惹きつける1枚」。東北イラストレーターズクラブからパネラーという大役をおおせつかり、楽しく話してきました。日本広告写真家協会東北支部長の熱海俊一さんとの縁もあってひきうけたパネラーでした。コーディネート役のコピーライター鎌田高広さん、グラフィックデザイナーの鈴木文土さん、ご一緒できて本当に有意義な時間でした。大変お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
 
広告、出版というクリエイティブ業界において、プロのフォトグラファー、グラフィックデザイナー、コピーライター,イラストレーターは、それぞれ攻めの立ち位置は違うわけですが、深い所でつながっている無意識の共通言語があります。表現の話をするときに語らずともわかるなにか、があるのです。
不思議なことに画家の集まる場では、この広告出版の世界にある創作共通言語は、あまり見受けられません。
広告は常に複数職種がそれぞれのクリエイティブをぶつけあっての共同作業。画家の世界は一人徹底的に内面に向かう孤独な作業。その違いゆえなのかもしれません。
クリエイティブの共通言語….。数名のフリーランスがひとつの目標に向かってスクラムを組むときに生まれる独特の間合い。語らずともバックボーンに横たわっているさまざまな無言の言葉たちがスクラムを支えているように思えます。

広告業界で職種が異なるクリエイターがパーティで集まることって、そうそうありませんが、昨晩はそんな希有な夜でした。
 
シンポ終了後は会場内でパーティ。人様の前で話したあとの酒はなんであんなにも美味なんだろう。
そして流れて二次会、流れで三次会へ…最後は酩酊。
シメはいきつけのバー・バッカスで沈没でした…
よっぽどたのしかったのか、写真を一枚も撮ってませんでした。
というか、回りがみ〜んなプロのフォトグラファーだらけだと、「写真を撮ろう」なんて気にならないんだな(笑)

絵はバー・バッカスに嫁いでいった、「パパヘミングウェイ」と「グレンフィディックの薫り」です。
 

仙台も夕方から雪景色です。気温が下がっているのでパウダースノーっぽいです。

東北の雪は日本海側と太平洋側では質が違います。10代まで暮らしていた岩手の雪はさらさらでした。それはすなわち気温が低いということです。こどものころ、学校帰りの道路の脇の田んぼに「ばふっ!!」と背中からダイビングするのが楽しかった記憶があります。あ、もちろん、田んぼは雪原状態。

柔らかな雪なので、擬音の表現は「ずぼっ!」ではなく「ばふっ!」なのです。起き上がると雪はさらさらとオーバーの上をすべってきれいなものでした。でも長靴のなかに入って、びしょぬれ。家でしかられるのが常でしたが。

岩手の冬で思い出したのが、毎朝、長靴をストーブの前に置いてあたためておくこと。暖めておくかおかないかで登校の勢いが多いにちがうんだよね。

明日のアルティオは客足はそうないだろうけど、ちょっと早起きして雪掻きです。

絵は岩手の開拓村の雪景色。きょうあたり、冬の酪農地帯は凛とした空気に包まれています。

 

年末から連峰縦走のごときです。息切れで、ぱちぱちとブログ。
ただ描くのではなく、発想が試される仕事が続いているのが縦走の原因ですね。発想は脳に糖分を必要としますね、チョコがうまい♩

コレを描いてね、ではなく、こんなのがほしいのですが、、、というオーダーは坂道の傾斜が読めない登山のごとくかも。登山家ではないけれど(笑)

今日はそのうえ、エッセイ原稿を書く仕事が締め切り直前。。。これまたいつもとは全く違う脳の部位を使うんだな。。。チョコもう一個追加♩

脳と言えば、脳学の専門家が出す本の説明イラストをやっぱり現在進行形で担当中。こんなときの自分の脳ってどうなっているんだろう?今度学者さんに聞いてみよう^_^
モノヅクリ力が試されている昨今、なんとか乗り切らねば、、、がんばろう。

すみません、今回はただの独り言ですね。

絵は、仕事の山は単独峰がいいなあ、ということで、水彩で描いた鳥海山です^_^

山で食べるチョコも美味しい♩

この絵は、ありがたいことに本荘にある病院様の個室の病室にかけられています。

 

 

今年も大変お世話になりました。

2017年をふりかえってみて、大きな出来事のひとつは、新しいホームページを開設したことでした。いつもご来場くださっている皆様に、心から感謝いたします。

今年の描きおさめの一枚は、年明け11日からアルティオでスタートする企画展『海画展〜海のおはなしがくれたもの〜』の作品でした。「老人と海」の言葉から受けたイメージを私なりに描いたもの(トップ画像がそれです)

岩手日報連載中の「柳は萌ゆる」(平谷美樹・作)も年をまたぐので、年末年始は関係なく岩手の皆様にイラストレーションを毎日ご覧いただくことになります。年末に掲載となったイラストを以下にアップしますので、どうぞごらんください。

今日明日は、描くための資料書籍の読み込みが、まだ数冊…。やはりいつもどおりの仕事しつつの年末年始になりますが、昨日「柳は萌ゆる」年明け分を納品したのでちょっとほっとしています。

それでは、皆様の良い年越しを祈りつつ、2017年大晦日のご挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございました。

 

 

 

おかげさまで、ことしの「ちび絵まつり」も明日24日の日曜日、最終日を迎えます。

アルティオを立ち上げて3回目の年末です。「ちび絵まつり」は「世界に一枚しか存在しない絵を飾ってもらう楽しみをしってほしい」と、店長の妻とふたりで無い頭をしぼって考えた企画です。


いつも、絵描きの社会的な役割は何だろう?と、考えています。美術館に展示される有名作家の絵は言わずもがなの役割がありますが、家の壁にかざられて暮らしにすこしだけ潤いをさす小さな絵も,きちんと社会の役に立っていると考えています。

明日はクリスマスイブですね。

「ちび絵まつり」がおわったら、明日の夜は自宅での創作仕事もひと休み。アルティオの「ちび絵まつり」にきてくれたお客様に感謝しつつ、嫁いで行ったたくさんのちび絵たちに、想いを馳せたいと思います。
 

 

 

本日月曜はアルティオ定休日です。
昨日、ちび絵まつりにもかかわらず、大きな一枚が嫁いで行きました。
故郷岩手南部のお祭り、チャグチャグ馬コを描いた「ハレの日」
嫁ぎ先は、岩手が故郷の方のお宅。
奥から引っ張り出してお見せしたところ「決めた」

春祭りチャグチャグ馬コ、今年も見に行きたいです。

明日火曜から「ちび絵祭り」もおまつりクライマックス♩
あらためてみなさまのお越しをおまちしています。