#水彩 - Part 8
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君の座る椅子
毎年定番となりました、2019年オリジナルカレンダー(卓上のCDケーススタンドスタイル)の準備が進んでいます。今年も秋の藤崎個展(9/29~10/3)で販売スタートです。
今回の絵の内容は国内外の水彩風景画、ならびに花の絵によるアラカルト。印刷は、まかせて安心の斉藤コロタイプ印刷さん。今回も突貫の進行を強いています、、、ありがとうございます。
昨年、12月にお披露目となった、△ポップスタンドタイプ「海外風景カレンダー」も同時進行で進んでいますが、こちらは前年よりひと月早い、11月1日からの取扱いとなります。もちろん印刷される絵柄は、卓上と異なります。
2019年も古山拓オリジナルカレンダーでおむかえいただけるよう、いいカレンダーに仕上げたいと制作進行中です。もちろん例年通り、通販もいたします。ぜひ、来年おカレンダーの候補にお加えください。
今回アップの絵柄は、トップ・桜の絵が、秋田鳥海山。下にアップの絵が、ニース風景とバラの水彩画です。どの絵を何月につかうか、ほぼ半日がかりの構成作業でした。
<ニースの丘から>
<やわらかな午後>
これらオリジナルとはべつに、某医薬品会社の大判の月めくり水彩風景カレンダーも進行中です。これはメーカーから病院・医院に配られるものです。風邪引いて通院、、、なんてなったときにもしかすると目にするかもしれませんね。
今回のブログは、アトリエアルティオ店長・古山久美子が担当します。
「おはなしの部屋△」第三夜
昨夜のゲストは仏文学者の小林文生さん。ヴェルレーヌの「秋の日」原文での暗唱で幕を開けた夜。
フルヤマとの出会いを「20世紀末に画家と文学者が出会う!」と表現してくださったり、文学の楽しさを知った一夜となりました。
♢「言葉」に圧倒された時間♢
言葉から読み取れるもの、隠れていること、人と人との会話から生まれる気づきや発見。言葉は誰にとっても同じものではないのだ。
人はなぜ、人と話をするのか。
私達が会話をする時、同じ話をしても相手次第でその広がり方は全く違うということは、皆さん経験されていると思う。
それは、交わす人々に「共感」があること。
それが何倍にも世界を大きくし、想像もしなかった素晴らしい出来事、喜びが生まれる!
人と人とが共鳴する。響きあっているか?ここに新しい世界、可能性が広がっているのだ。
そして、もう一つ凄く気になったワードは
♢「時間と記憶」♢
こちらの話は長くなるので割愛します🙇♀️が、果たして、
小林さんのご専門 マルセル・プルースト「失われた時を求めて」を読破できるだろうか⁈
ずっと手を出せていなかったこの本を、読もうという気持ちになっている自分がいる。これも、言葉と共感、そして、この度の「おはなしの部屋△」に私自身が共鳴できた証なのかもしれない。
分かりづらい、拙い文をお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
アルティオ 古山久美子
(バラの水彩画は、今回の謝礼として小林文生先生にお受け取りいただいた作品です。お話の中にあがった、星の王子様のバラをイメージしました=タク)


山形個展初日、最初に嫁いだ絵は宮沢賢治をテーマにした作品でした。お客様は大沼デパートに偶然いらした方。いつも思うのですが、絵の嫁ぎ方にはなにか見えざる力のようなものを感じます。偶然とは違うような、なにか。いつもギャラリーにあるのは不思議感。ちょっと考え過ぎかな???
遠方のお客様で、お持ち帰りをご希望となりましたので、もうその絵は会場で見られません。すでにお客様の家の壁にかけられたのかな?巣立った自分の子供のようで、やっぱり気になるものです。
今回の個展では、宮沢賢治CDの山形初お披露目ということもあり、賢治作品も数点展示しています。
今日もいい出会いを楽しみに、午後イチから会場に入ります。ありがとうございます。
仙台立町のアトリエアルティオは今日木曜と明日金曜は妻がオープンさせています。なにかのついで、こちらもお立ち寄りくださいね。(土日は妻共々山形会場へ入るため臨時休業となります)
大沼個展、会期は9月4日までです。
ぎりぎり綱渡りスケジュールはよくあるものですが、納期が決まっている場合、間に合わなかったことはあまりありません、たぶん、憶えている限りでは(笑)。
山形個展でお披露目となる水彩ポストカードも、今日、ぎりぎりで手元に納品されました。
もともと昨日納品予定だったのですが、天気の関係もあったのでしょう。今日にずれ込みました。山形へ送り出す梱包を、運送屋さんが取りに来る、わずか1時間前のことでした。冷や汗。
会期になんとか間に合った限定絵はがき5枚セットです(笑)。お便りにぜひ使ってほしいと思います。
明日、28日は、山形大沼で個展の展示搬入です。
百貨店の展示搬入は、2時間で仕上げなければなりません。50点ほどの水彩画を妻と2人で展示します。私どもの展示は結構手早いほうです(細かいところは気にしない=笑)個展をはじめたころは、配列をきちんと決めて搬入に臨みましたが、最近は雰囲気で決めます。意外と時間が無いとそれなりに落ち着くのが不思議です。一息ついたら妻の実家に宿泊。29日の初日を山形で気持ちよく迎えたいと思います。
みなさまのお越しをおまちしています。


Seaford ホワイトクリフ・セブンシスターズの足がかりになる町。
なりたい自分になる方法のひとつは、迷い旅にでること。これにうなずく方は、旅が好きな方なら多いのでは、と思います。
「明日はどっちにいこう?」ワイルドなそんな旅はおもわぬ出会いをもたらし、「感謝と導き」の関係を確信させてくれますね。自分にとっていらないものは何なのかも気づかさせてくれる。
先日、イギリス人と日本人のご夫妻と会食しましたが、私が描く仕事でいこうと決意させてくれたイギリス旅を強烈に思い出しました。
あの旅で出合った様々な出来事や、人からもらった言葉が絵描きへの道へすすめてくれた。なんていうとかっこいいけど、意外にも絵描きになるのは簡単、「わたしは絵描きです」と言えばいい。続けることが実はごっつワイルドではあるのです。続けるコツは、「逃げ道を塞ぐ」^_^これにつきます(身もふたもないな)
そんな迷い旅で出合った、カンタベリーの長屋。十数年前に描いて納めた一枚。所有者は建築コンサルタントの方。いまだに会うたびに「オフィスに掛けてあるこの絵は最高だよ」と言ってくれます。うれしい一枚です。
仕事で描いているイラストレーションへの満足度って、他のイラストレーターはどんなときに感じるんだろう?
ちなみに私は、描き上げたときは「できたっ!」と気合いが入って終わる程度。「納期間に合った〜」の安堵感=あくまでひと仕事やり終えた感で、「これは素晴らしい出来だ!」とか「オレって天才?」なんて感じは、ない。
じわっとくるのは、一年、二年経ったあとにふと見たときです。
「よくもまあ描けたもんだなあ」とか「今はこんな絵描けない、、、」としみじみくるのが不思議です。
8/26日、音楽家である榊原光裕さん・佐藤聡子さん・岸川雅裕さんのユニット、「HAPPY TOCO with ささきたかお」によるライブがJazz me blues noLaであります。『”ジャズ夏の話です”宮沢賢治が出合った洋楽はやり歌』
そのフライヤには私のイラストがつかわれていますが、もともとは数年前、CDのライナーノーツ用に描き下ろしたものです。
ライブ会場ではイラスト原画も数点展示することになっていますが、久しぶりに原画を手に取って、そのじわっ!がきました。これぞアナログ原画の魔力だ^_^
タイムラグがじわっと感じさせるのかな、、、ま、すぐ忘れちゃいますが。頭が冷えたあたりの自惚れは害がなくていいと思うのです。
ライブ情報はこちらです。賢治が好きな方、お時間ある方、ぜひぜひどうぞ!
いくつかの仕事が同時進行は,世の中の常。
どんな仕事でも複数の事柄が並列で動いているものです。絵を描くなんていう一見単純にみえる作業であっても、描いている最中に別の仕事のアイデアを考えていたりします。そんなもんです仕事人絵描きは。
…とかくと、たいそうなもんだ、と思われそうですが、私の場合、4つの事柄を同時進行させるとなると、なにかが抜け落ちる。げに危険なマルチタスク。
今日の午後のことです。絵を梱包し宅急便を出さなければなりませんでした。荷造りをして、クルマに積み込んだまではいいのですが、気がつくと集荷センターに向かうのがすっぽ抜け。考えていたのは別の仕事のこと…ハンドルは自宅アトリエに向かっていました(汗)途中ではっときづき、Uターンした自分にあきれた。
40代は5つぐらいの仕事の同時進行もできましたが、今は3つがセーフラインかな。
発送した絵は山形へ向かいました。明日から大沼で予告編用作品が展示されるとのことです。
山形と言えば、山形余目の家具作家桑ちゃんが、わざわざ立ち寄ってくれました。
先月一緒に展示したときの椅子が仙台の方に嫁いだのでした。うれしかったな。