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#美術ギャラリー

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初めてギャラリーで人様に見ていただいた絵って、どんなのだったろう?と、過去の絵のデータをひっくり返してみました。
1997年、初めての個展に展示した絵がそれです。今日のアップは、超過去絵、嗚呼、恥ずかしや。

当時、個展というものは、名のある芸術家がするものとばかり思っていました。海外旅スケッチがひょんな縁でギャラリーオーナーの目にとまり、「会場貸すから額に入れて展示しなよ」
ただそんな流れでの初個展でした。知らないとは怖いものです。。。

アップした水彩画…というか、ドローイングが、いい絵なのか、出来が悪いのか、いまもってわかりません。
ただ、結果、個展を二回三回と続けることになり、20年経ち、今に至ります。絵は他人様の目に触れて変わって行くのだと思います。わたしのスタートの絵と行ってもいいかもしれません。

今日、アルティオ教室展が終わりました。これから教室に通われている皆さんの絵がつまづいたり、立ち止まったりしながら、少しずつ変わって行くのだろうなと思うと楽しみです。

なにごとも、「ジグザグ進行スイッチバック進行ウェルカム」でやっていきたいです。

トップ絵はイギリスインターシティの中で描いたドローイングに軽く着彩。路地の絵は、イギリスコーンウォールのモーゼルという港町の路地です。
気に入って売らずにいた絵ですが、2011年の震災ではじっこが破れてしまいました。

 

仙台・藤崎デパートの友の会会報誌が届きました。
で、美術ギャラリースケジュールを見て椅子から落っこちそうになりました。毎週、友人&知人&大先輩作家がずらりラインナップ。仙台藤崎に、 芸術の秋が押し寄せます。
 
9/6〜渡辺雄二先生(木人形)
9/13〜高橋勉先生(絵)
9/27〜関根昭太郎先生(磁器)&不肖ワタクシ(絵)
10/11〜鍋田尚男先生(ガラス)&村上かつみ先生(絵)
10/18〜佐藤武夫先生(漆器)
10/25〜岩井純先生(陶芸)&小野寺純一先生(絵)
 
上記の先生方は、普段「先生」ではなく「さん」付けで呼ばせていただいている超ステキ&ラブな方々ばかりです。なので「先生」コード紹介はなんだか照れますね(すみません=汗)。
ちなみに私と同じ会期の磁器作家・関根昭太郎さんは、過去も二度一緒の会期で併催しています。なので気心が知れていて、ほっ。よろしくお願いします。
 
今、開催中の山形大沼デパートでの個展も、明日4日が最終日です。おかげさまでいい出会いをいただけています。朝イチで会場に入ります。クローズは午後4時です。
会場でみなさまのお越しをおまちしています。

山形個展初日、最初に嫁いだ絵は宮沢賢治をテーマにした作品でした。お客様は大沼デパートに偶然いらした方。いつも思うのですが、絵の嫁ぎ方にはなにか見えざる力のようなものを感じます。偶然とは違うような、なにか。いつもギャラリーにあるのは不思議感。ちょっと考え過ぎかな???

遠方のお客様で、お持ち帰りをご希望となりましたので、もうその絵は会場で見られません。すでにお客様の家の壁にかけられたのかな?巣立った自分の子供のようで、やっぱり気になるものです。

今回の個展では、宮沢賢治CDの山形初お披露目ということもあり、賢治作品も数点展示しています。

今日もいい出会いを楽しみに、午後イチから会場に入ります。ありがとうございます。

仙台立町のアトリエアルティオは今日木曜と明日金曜は妻がオープンさせています。なにかのついで、こちらもお立ち寄りくださいね。(土日は妻共々山形会場へ入るため臨時休業となります)

大沼個展、会期は9月4日までです。

 

 

おかげさまで、昨日11日、盛岡川徳での個展が盛況のうち幕を引くことができました。ご来場の皆様、ありがとうございました。

そして今回も絵を嫁がせていただいた多くのお客様に心より御礼申し上げます。お陰で、再来年も岩手で皆様にお目にかかれそうです。

冒頭で紹介する絵は、最終日の閉場間際に嫁いだ6号作品です。

以前、英国ハワースを描いた作品をお求めくださったお客様が、南仏の小さな村を描いた「鷲の巣村」を決めてくださいました。

「リビングに掛けるのが楽しみです」と、お持ち帰りくださいました。

石割桜の絵は、少々大きめの一枚でしたが、盛久ギャラリーさんの元へ、収蔵作品として嫁いで行きました。石割桜の季節、収蔵作品展示の一枚としてお披露目していただけるようです。こころより感謝申し上げます。

盛岡はふるさとですので、高校、中学、小学校の同級生や、先輩方に夜の食事も大変お世話になりました。ありがとうございました。一週間があっという間。まるで夢のようでした。

 

 

 

 

今日は青葉アートスクールの冬季講座、岩手の雪景色を描いてもらいました。水彩で雪を描くということは、紙の白地を残すということです。影の色はグレイではなくあちこちの色が反映している、と、実例ふまえて伝えましたが、みなさん、わかってくださったようでうれしかったです。

さて、アルティオ展示継続中の「フネ図鑑」から今日は水彩で描いた「ブルターニュのヨット」です。

彼女(フネは女性名詞です)と出会ったのは、フランスブルターニュ半島の小さな港町でした。カンペールから路線バスを乗り継いで1時間弱くらいだったと思います。カンペールに宿を取ろうと思ったら、どこも満室。運良く部屋を予約できた町が、港町ラフォーレフーナンでした。

港には小さな漁船やヨットがもやわれていましたが、目を引いたのはそのペインティングの色合いです。

描いたヨットに使われていた色は、パープル(!)にグリーン(!!)ですよ…。この「反対色」をみごとに塗り分けるフランス・ブルターニュ人のセンスに脱帽でした。

ちなみに使っている透明水彩絵の具は、フランスのセヌリエ(Sennerier)。保湿力が高さが、私の描き方(混色)にちょうどいいのです。

作品サイズ11㎝×23.5㎝ ¥37500(税込)

 

ところでブルターニュはケルト文化の薫り高い地方です。
私のブルターニュ旅は、好きなケルト文化の薫りを求めて、の旅でした。

流れ行き着いたラフォーレフーナンでは、とんでもないサプライズがまっていたのです。

宿も取れず意気消沈した私たち(妻と子供同行のバックパックの旅でした)が、名も知らぬ町に流れ着いたその日、町の広場で偶然「ケルト音楽祭」が開催されていたのでした。
神様は行くべきところへ導いてくれるのだ、と、確信をもった日でした。

アルティオの語源は古代ケルト語で「クマの女神」です。仙台でケルト語を店名に使っているショップは、ごくごく少数、あっても数えるほどかと思います。ブルターニュケルトの「旅の導き」をお客様にバトンリレーできればいいな、と思っています。

 

おかげさまで、ことしの「ちび絵まつり」も明日24日の日曜日、最終日を迎えます。

アルティオを立ち上げて3回目の年末です。「ちび絵まつり」は「世界に一枚しか存在しない絵を飾ってもらう楽しみをしってほしい」と、店長の妻とふたりで無い頭をしぼって考えた企画です。


いつも、絵描きの社会的な役割は何だろう?と、考えています。美術館に展示される有名作家の絵は言わずもがなの役割がありますが、家の壁にかざられて暮らしにすこしだけ潤いをさす小さな絵も,きちんと社会の役に立っていると考えています。

明日はクリスマスイブですね。

「ちび絵まつり」がおわったら、明日の夜は自宅での創作仕事もひと休み。アルティオの「ちび絵まつり」にきてくれたお客様に感謝しつつ、嫁いで行ったたくさんのちび絵たちに、想いを馳せたいと思います。
 

 

 

この絵は、1999年の作です。発表は同年の晩翠画廊個展でした。昨晩、その晩翠画廊20周年記念パーティへ出席してきました。
思い返せば3回目の個展が晩翠画廊での1999年。以来、晩翠さんで12回の個展を開いてきました。
過去の藤崎、川徳、大沼各百貨店、東京銀座、岡山、京都など個展の数が45回ほど。四分の一が晩翠画廊での個展でしたので、ずいぶんお世話になり、また、ご迷惑をかけてきたことになります。

過去18年お世話になり、その間に館長さんも3人の方に面倒をかけてきました。

同画廊での最初の個展は「アイルランドスコットランド水彩画の旅個展」でしたが、初代館長さんが私のアイルランド行きを知り、作品を見る前に開催を決定。すごいチャレンジャーな画廊だなあ、と思った記憶があります。

2011年震災直後3月15日からは偶然「三陸の風景展」が予定されていたのですが、ライフラインストップの中二代目館長さんが開催決行。一週間を一ヶ月に延ばして開催したこともありました。

3代目の館長さんは、雪景色だけの個展や、今までとはベクトルが違う抽象画個展を許してくださったり、懐深い理解を示してくださっています。

私はいわゆる画壇に属していませんので、個展が発表の場、そして糧を得る場です。いままで生きてこられたのは晩翠画廊さんの存在が大きかったと言っても過言ではありません。ありがとうございました。そしてこれからさらに30周年に向けてさらに大きく羽ばたくことを願ってやみません。

昨日から晩翠画廊では20周年企画の一年間リレー転がはじまりました。私は来年五月のGWに担当します。昨晩のパーティでは担当作家が壇上に登壇。まわりは大先輩の画家先生ばかり。気持ちが引き締まった夜でした。

藤崎美術ギャラリーで開催中の個展が明日で中日を迎えます。

水彩画の制作は、今回も相変わらず試行錯誤でした。

それでも描き続けることで、先へと進めるんだな、きっと。

国にはそれぞれ、光と影の色があります。ヨーロッパであっても,英国,ポルトガル、イタリア、北欧とまったく陰影にさして来る色調は違います。不思議とその色は写真では映らない。フランスの色もまた違いました。

その色合いを描き出したいから、四苦八苦して絵の具と泥仕合します。

「今回も変わりましたね」

そういわれることが良きにつけ悪しきにつけ、作家の自分には最上の褒め言葉と受け止めたいです。

創作を生業にする者が、生み出す作品が変わらなくなったら、、、おしまいだもの。

 

18日まで開催中です。

お時間ございましたら、どうぞ、おたちよりください。

会場/藤崎 仙台市青葉区一番町3-2-17 本館六階美術ギャラリー