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x4160677 - Part 42

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オオサカホップといってもビールの話じゃありません。関西、そして西日本との繋がりのお話です。
西日本の皆さんとの繋がりがここ数年不思議なほど強くなっています。
その深さは10年前には考えてもいなかったほどです。

SNSで西日本の方々と繋がったり、高野山からご縁をいただいたり(なんで?なんで?笑)と、そのきっかけはいくつかあります。

その中の一つに、児童文学作家、くすのきしげのり先生との出会いがあります。徳島在住ですが、その著作100冊を越える腕っ節を持つ文学者です。先生とタッグを組んだことで、多くの西日本の読者の皆さんと繋がりを持たせていただきました。

くすのき先生と初めてお会いしたのは、実は大阪でした。私の「人生3回目の大阪旅」の旅程を組んでいたところへの、新作タッグの打診でした。(1回目は修学旅行でほぼ記憶なし。2回目はカレンダー仕事の取材で寂しいタッチアンドゴー)

私の大阪入り予定の一日だけが、くすのき先生もスケジュールが空いていた、ということで、奇跡のような打ち合わせとなりました。

以降、三冊の本をご一緒させていただき、徳島開催のベートーベン第九百周年イベントに参加したり、絵本の原画展を倉敷の絵本屋さんからお声がけいただいたり、と縁が縁を呼んでいます。ワタシは生粋の東北人なんで、なんか不思議。

その西日本への縁がホップした大阪で、24日から水彩画展がはじまります。
場所は、センターオブオオサカ、阪神梅田本店・9Fアートスペースです。

コロナ禍でまだまだ気持ちが引き締まっている大阪です。いらしてくださいとは申せません。お客様もまばらを覚悟の大阪入りです。が、過去の様々な流れを考えると、今、大阪に行くことが、「何かの意味があるステップなんだろうな」とも思っています。

大阪、一週間お世話になります。
会期は6/30まで。マスク着用、ソーシャルディスタンスキープの対コロナモードで会場に入ります。失礼することも多々あるかと思いますが、どうぞ、よろしくお願いします。

そして大阪展から戻ると、岩沼市民図書館での「海の見える丘絵本版」原画展と講演会へとホッピング。この絵本もくすのきしげのり先生とのタッグ本。オオサカホップに始まりステップ→残るジャンプでワタシはどこへ跳ねていくのだろう?
わからないから面白いんだよね。きっと。

トップ絵はモンサンミシェル。大阪展で初お披露目です。

 

■ 2020/6/18更新 ■

コロナ禍で、開催が危ぶまれ、ご案内ができずにおりました大阪での作品展が、来週から始まります。
今まで「三密を避けるため、ご案内と告知はせずに開催」との会場側の苦渋の方針でしたが、告知の許可がおりましたのでリリースします。

古山拓水彩画展「かどをまがれば」
会場:大阪・阪神梅田本店9Fアートスペースです。
会期:6/24〜6/30

会期中は11時〜17時くらいまで会場入りする予定です。

まだまだコロナ禍が落ち着かない昨今です。くれぐれもご無理なきところで、お近くにいらした際には覗いていただけると幸いです。

アートスペースは、スペースとあるように小さな会場です。
作家の私もマスク着用とソーシャルディスタンスを心がけての会場入りさせていただきます。

失礼をする場合も多々あるかと思いますが、どうかご理解くださいますようよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

聖ミカエルの砦_モンサンミシェル 370×270㎜ ¥110,000

ライフワークって言葉をよく聞いたり、たまに自分でも使ったりしますけど、改めて考え直す出来事がありました。

昨日、テレビの取材チームがアトリエに入りました。詳しくはまだ申せませんが、半年ほど前に出会ったディレクターさんとの縁で、対話(会話にあらず)を重ね、一緒に「歩いて」います。

「歩く」には大きく分けて2タイプありますね。A「目的地に向かって歩を進めること」とB「目的地決めずに思索しながら歩く散歩」。おおかたこの二つでしょう。

今まで水彩画個展でテーマを決め、描くアンテナを立てて海外・国内を取材を続けてきました。その取材旅はA地点からB地点まで歩く中で、響いてくる何かを探すことでした。

取材の時は、頭の中はニワカですが歴史家になっていたり、哲学者になっていたり、環境学者になっていたり、はたまた神学者になってしまったり、脳内は思索のタイフーン。そういう意味では、取材で歩くことはA×Bのような気もします。

今回、ディレクターさんと「歩く」ことは、過去20数年取材を繰り返して積み重なった「思索の地層」を一層、二層、三層…と抽出する貴重な体験になっています。

思い返せば、とある個展で、お世話になっているU社長がにいらしてくださり話しているタイミングに、そのディレクターさんが来訪しました。

名刺交換した後、社長はジョークまじりでディレクターさんに「嫌がられても古山にぴったりくっついて離れるな!」と言いました。(U社長,多分覚えていないだろうな=笑)

結果、ディレクターさんと一緒に歩くことで、小さな個人の歴史を見直しています。そして思いました。「ライフワーク」とは、アーティストや有名人が大上段に構えていうような、そんな大袈裟なものでは決してない、と。
誰でもが「過去を見つめ直して、未来へ歩を進めること、そして個人の歴史を全うすること」それがライフワークなんです、きっと、多分。

U社長、ディレクターさんと交わした対話を経て今、自分が何を考え、どんな出会いがあり、何を残していくことが大切なのか?そのことを考える自分がいます。

水彩画は、ホワイトクリフへの道。イギリスに取材した旅風景でした。

6月になりました。明日2日まで「アートスペース無可有の郷」で開催中の古山拓展『旅人』が本日付の河北新報朝刊で紹介されました。ありがたいことです。

今日は2020オリジナルカレンダーの一つ、リングタイプカレンダーから水無月絵柄を紹介します。水が恋しくなり始める梅雨入り前、フィンランドヘルシンキの港を描いた水彩画をあしらいました。

つい先日、申請していた持続可能給付金が入りました。3月、4月、5月とCovid-19禍による自粛やキャンセルで売り上げが激減していた最後崖っぷちでの入金。気にかけてくれた友人たちやお客様が絵を求めてくれたり石鹸をオーダー下さったりで、なんとか凌いでいました。感謝です!

そんな5月月末、待ってくれない経費・家賃支払いなどで椅子から転げ落ちそうになっていましたが、奇跡の給付金入金。瞬間移動で右から左へ消えましたが、なんとか6月を迎えられました。

水無月、無いのは水だけにして欲しいものですね。

2020/6/24〜6/30阪神梅田本店9Fアートスペース・古山拓水彩画展「かどをまがれば」
会場:大阪・阪神梅田本店9Fアートスペース
会期:6/24〜6/30

会期中は11時〜17時くらいまで会場入りする予定です。

まだまだコロナ禍が落ち着かない昨今です。くれぐれもご無理なきところで、お近くにいらした際には覗いていただけると幸いです。

アートスペースは、スペースとあるように小さな会場です。
作家の私もマスク着用とソーシャルディスタンスを心がけての会場入りさせていただきます。

失礼をする場合も多々あるかと思いますが、どうかご理解くださいますようよろしくお願いいたします。

2020/5/28〜6/2 アートスペース無可有の郷/古山拓展「旅人」

「あの時のバルセロナのホテルの女将、どうしているかな、、、」

昨今、ニュースでスペインが映ったりするとつい考えてしまします。

その旅は、バルセロナ発ポルトガル・ロカ岬行きの旅でした。

旅の連れ合いは妻と中学1年の娘、小学4年の息子。バルセロナは、息子が「どうしてもバルセロナに行きたい」と頼み込まれての滞在でした。そんなわけで旅のスタートが自ずとバルセロナになったのです。

私は息子に条件を出しました。「バルセロナに行きたいんだったら、地下鉄の乗り方、町の作りを旅の前に予習しておくこと。」

彼は必死に地○の歩き方を読み漁り、バルセロナを頭の中に叩き込みました。現地で地下鉄も率先して乗ったほどでした。

そんなバルセロナ。息子は路上で一枚の鳥の羽根を拾いました。気に入ったらしく放り投げることはせずに宿に持ち帰りました。

息子の手もとの羽根を目にしたフロントの女将さんが「あなた、素敵な羽根見つけたわね!その羽根、捨てずに持っているのよ。あなたの夢をかなえる羽根だからね」

息子がそのことを覚えているかどうかわかりませんが、私はその4泊5日のことを「バルセロナの夜」とタイトルで一枚の絵にしました。サグラダファミリアを主題にした具象と抽象の中間みたいな絵ですが、その絵の端っこには、実は「男の子と夢を叶える羽根」がこっそりと描きこまれています。

「ネットでオウチからなんでも発信」が当たり前になってきていても、「ギャラリーに行かなきゃ絶対に見られないもの。」もあっていいと思います。なのであえてアップしません。

世界は今、旅の扉を閉ざしています。ネットやテレビ電話では決してたどり着けない宝石が、リアルな旅にはごろごろ転がっている。開催中の個展で描いた水彩画は、私の拾ってきたそんな宝石だと思っています。

せめて、絵の扉の向こうに旅を楽しんでもらえれば幸いです。明日30日土曜、そして31日の日曜は13時から会場入りします。

トップ絵は、スコットランドの旅の途中、足を止めた、「ハイランドの旅籠」。

斜面を登ってドアをノックすると「さあ、入って、入って!」と両手を広げた旅籠のオーナーが迎えてくれるのです。

2020/5/27〜6/2 アートスペース無可有の郷にて、古山拓展「旅人」開催中。
30日土曜日・午後13時からクローズまで
31日日曜日・午後13時からクローズまで
最終日2日・午後13時から閉場まで

会場住所/宮城県柴田郡柴田町海老穴海老沢131

電話/0224-56-3584

会場ホームページ/https://mukaunosato.wixsite.com/art-space

マップ/googlemapはこちら

 

 

緊急事態宣言が解除となりました。とはいえ、東京と取り巻く県では、まだ県をまたいでの自粛が求められています。

新型コロナやり過ごし企画「おうちでぬりえ」が、おかげさまでおうち時間ストレス解消に役に立っているようです。仕上げた絵を投稿したい!というリクエストも頂戴しています。なので、Facebook上に投稿ページを設けました。こちらです。

今回は、タクが絵を手がけた絵本「海の見える丘」のぬりえ版をアップします。よかったら画像をコピーしてお使いください。(プリントアウトしたものをコンビニでA3に拡大すると、ほぼ絵本とおなじ大きさになりますよ)

タクの勝手な申し出に、著者のくすのきしげのり先生も、版元の星の環会さんも快諾してくださいました。(おうち限定テイクフリー・商用不可です)ポイントは、絵本にとらわれず、みなさんの好きな色を塗ること、です。

ひとつの色を塗った後、その隣に何色を塗ろうか??…と考えると思います。その色を考えること、が脳を非日常に持っていきリフレッシュにつながります。

みなさんそれぞれの「海の見える丘」に仕上げてください。(新型コロナやり過ごし企画「おうちでぬりえ」第一弾はこちらです)

 

本物?の「海の見える丘・絵本版(くすのきしげのり・作/古山拓・絵/星の環会)」の色が見たくなったら版元星の環会さんか↓アマゾンでどうぞお求めください^_^

ソミュアS35と水彩画

戦車と水彩ちび絵

タクが「かわいいヤツ」と呼んでいるある乗り物があります。第二次世界大戦のフランス軽戦車「ソミュアS35」です。

以前、そのソミュアを「戦車描いても誰も欲しがらないだろうな。でもこいつかわいいんだよな。嫁がなかったら自宅に掛けるからいいんだ」と言いながら嬉々として水彩ちび絵を描いていました。(タクは好きなのです軍用系が。第二次大戦限定ですが、、、。)

ところがです、展示するや否や、即嫁いだのです。そのお客様Kさんはレジでこう言いました。「息子”も”ミリオタなんですよ。この絵を息子にプレゼントします。」

水彩ソミュアS35とデフォルメプラモデル

先日そのお客様から、数枚の写真が送られてきました。見ると、ソミュアのちび絵にこれまたかわいいデフォルメプラモデルのソミュアが^_^!息子さんが作ってちび絵のそばに並べてくれたとのこと。ちび絵ソミュアが仲間ができたように喜んでいます。

最高の嫁ぎ先でソミュアちび絵は幸せだなあ、とタクも嬉しそうでした。

今までタクはドイツ軍のケッテンクラート、シュビムワーゲン、キューベルワーゲン、米軍のウィリスジープと、水彩で描いてきましたが、どれも女性の元に嫁いでいるのです。意外ですが軍用車両はレディースに人気なのです。

Kさん、嫁ぎ先での嬉しい写真をお送りくださり、ありがとうございました。