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愛と哀しみのボレロとフランス水彩風景

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愛と哀しみのボレロとフランス水彩風景

原題は「les uns et les autres」。フランス語はよくわからないけれど「ひとりと他の人々」のような意味合いだ。
23歳で、ふとしたきっかけでアニメの原画を手がける仕事につき、32年。絵で生計を立てるなど考えてもいなかった自分が今、描くことで生きていられるのは、まさに「自分をとりまく他の人々」があってにほかならい、と、確信している。

それぞれ人間は日々、眼に見えない波紋を周囲に広げながら生きているのだと思う。その波紋は他の大勢の生み出す波紋と重なり、波となり、ひとりの進む航路に影響を与えていく。
自分が奇跡的に描くことで32年間で生きてこられたのは、唯一、その波のおかげのような気がしている。

今回開催中の個展は「フランスの旅」がテーマだけれど、制作中のアトリエで常に掛けていた音楽は、「les uns et les autres」のサウンドトラック盤だった。音楽はミシェルルグランとフランシスレイ。音楽は制作に陰影を与えてくれる。

藤崎美術ギャラリーで個展も、会期を折り返しました。18日まで。


絵の中に、隠れた「愛と哀しみのボレロ」の旋律を探していただければ嬉しいです。

映画と見ず知らずの誰かがくれた波紋に、感謝しています。