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25年の一期一絵

25年の一期一絵

 

絵は、いつ完成するかわからないものですね。
数日で出来上がることもあれば、一ヶ月かかるときもあります。なかには一年たって完成という場合もあります。
しかし、時間がかかればいい作品ができる、というわけでもありません。難しいですね。。。下の路地の絵「陶器店のある小道」は「できた!」と思えるまで3ヶ月くらいでした。
 

今回出品している作品に描き始めから25年経ちかたちになった一枚があります。
絵のタイトルは「エジンバラの個人主義者」です。
1990年代、ヨーロッパを長旅していたとき、エジンバラという古都で降りて来た印象を描いた作品です。

その旅で得た様々な出来事がきっかけとなって、会社勤めのイラストレーターを辞め、独立しました。
とりかかったのは旅から帰った直後でしたが、紆余曲折、ようやく今年「これで完成にしよう」と思いました。

あと25年後は、80歳。
今描いている絵が、どう見えるのか、とても楽しみでもあります。

今日は藤崎個展最終日。
一期一会ならぬ一期一絵を大切にしてきたいと思います。

「エジンバラの個人主義者」和紙+アクリル P25