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ゆるんだ心と絵の関係。追伸-GW個展が始まります

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ゆるんだ心と絵の関係。追伸-GW個展が始まります

別にかくすこともないのかもしれないが、いままでお声掛けいただいた絵本、児童書は即重版となっている。これはもちろん私の絵の力ではなく、原作の魅力、そして出版社の編集営業力がすべてと言っていい。わたしはおこぼれに預かっているだけだ。それでも「発売即重版」っていう出版社からの連絡は嬉しい。

内容の良い本の声掛けばかりで、わたしは運だけで仕事をしてきたのかな、とさえ思う。だって画力がわたしよりも上手い作家なんて星の数ほどいるのだから。それでも絵では食えないと別の仕事をもっていたり。一方わたしは要領というものが悪い。効率アップビジネス書の真反対を地でいっているといってもいい。不器用なので他の仕事をする余裕なんて無く、ひたすらいただける仕事を描いてきた。いわば重版のヨロコビはおこぼれなのだ。出版社そしてご先祖さまに感謝なのだ。要領が悪いことも反転するとイイコトになるのだな。

どんな仕事が来るかは、運が左右するとしかいいようがない。自分でしゃにむにがんばって営業しても、いい仕事が来るとは限らない。むしろ逆だ。シゴト欲しげに頭を下げてゲットした仕事で、結果に残る仕事が入ったためしがない。気持ちよく流れにまかせる。運をよぶにはこれしかない、と思う。仕事絵師に大事なのはそこそこの画力と、気持ちよい流れを見る運ヂカラのような気もしている。

先日の個展で、過去3枚、私の絵を求めてくれたお客様が、なんと3日にわたって会場にいらしてくださった。雑談の中でその女性はこういった。「あなたの絵を買うと、必ずいいことがあるのよね」

念のためにいっておくが、スピ系招福の絵とか、強運を呼び込む絵、なんてラッキーアイテム系ピクチャーもいっぱいあるけれど、どうみても私の絵はその類いではない。描いているときは鬼の形相、祈祷もしていないし(笑)そんなことを言うと、女性はにこっと笑って一枚を指差し「これにするわ」

絵は私のもとを離れると、一人歩きするとおもっている。壁にかかった絵を見ることでココロが緩む。心が緩めばお顔もゆるむ。ゆるんだお顔とココロには当然ワクワクがはいってくる。気持ちよくなることで、邪気退散的福顔になるのではないのかな?。。。なんて、これはただのわたしの憶測です。運というのは、いわばそういうものなのかもしれない。ちなみにトップ絵は「南仏の扉」。仏といってもホトケじゃないです、フランスです。

笑顔・福顔が日本中にあふれるGWです。そんなさなかに晩翠画廊での個展がスタートします。運を呼ぶかどうかは置いといて、自分の今最善の絵達でお迎えします。ひと休みしたい時、思い出したらどうぞお立ち寄りください。

会場/晩翠画廊 仙台市青葉区国分町1丁目8-14 仙台第2協立ビル1F
        TEL:022-713-6230

会期/5月1日〜6日