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独立記念日

独立記念日

今日6月1日は、イラストと水彩制作の事務所「古山拓絵画工房ランズエンド」の独立記念日です。
25年の長きに渡って、「描くフリーランス」で食べさせてもらってきました。皆様、ありがとうございます。心より感謝申し上げます。

ところで、フリーランスの語源はヨーロッパの中世の「槍騎兵」にあるということ、ご存知でしたでしょうか。
中世において王や諸侯たちは戦争があると傭兵団を雇いました。そんななか、傭兵団には属さずに単身戦場に臨む槍を持った槍騎兵がいました。当時槍騎兵をlancerと呼んでいました。フリーのランサー。それがフリーランスの語源です。

当時は兵士を指していた「free lancer」が、時代を経て「組織に属さず働く」という意味にかわってきたようです。フリーランスのフリー(英: free)は、“拘束されない”という意味。タダで描くという意味ではありません。(一部Wikipediaによる)

フリーランスが報酬を得るのは、昔から自分が持つ腕だけが頼りだったんですね。ちょっとの油断と腕を磨くのをおこたると、戦場では死が待っていました。今のフリーランスは殺されることは無いにせよ、お客様との縁やスキルをないがしろにすると仕事が無くなります。そういう意味では死と同じかもしれません。

私自身のフリーランス二十五年をふりかえってみると、どん底もあれば、ほどほどのときもあり,討ち死に一歩手前もありました。まさに大波小波。とにもかくにも今まで生き残ってこれたことが最高の叙勲、と、思いたいです。

そんな節目、広告代理店からある広告イラストレーション仕事を発注いただきました。広告代理店でのミーティングルームには、関係者全員が集まっていました。フリーランスのイラストレーターは、いわゆる末端業務。そうないことです。ゆえに気持ちが引き締まりました。まだ明かせませんが、槍ならぬ筆をおもいっきりふるい、今までの経験を最大限に活かしたいとおもいます。今宵は自宅で小さく前勝利を祈って乾杯します。

1994年から25年、今までお仕事をくださった大勢の方々に感謝しています。そして、これからもよろしくお願いいたします。

今日の一枚は、本日独立記念日に(!)有り難くもN様のご自宅へ嫁入りしていった、フランス中部のペルージュの路地を描いた6号水彩作品、「旅路」でした。
25年というトンネルの向こうに何が見えてくるのか?光にあふれた先を信じて頑張っていきたいと思います。