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風景のかけら

風景のかけら

昨日、お盆のお墓参りで山形市に居ました。来年夏の終わりに山形市内の百貨店大沼デパートで個展が予定されていますので、美術ギャラリーへの挨拶もあって、市内へでかけました。そのついで、七日町界隈の路地をしばし散歩。人の息づかいがするような裏道をのんびり歩きました。スケッチをしたわけではありません。

自分にとっては実体験が創造のみなもとなんだな、と思います。
水彩による風景画を描くときも、抽象画に向かうときも、ファンタジー世界を作り上げるときであっても、無意識に沈んで行った風景や、風景を体験していたときに感じていた「思考のかけら」からなにかをすくいとっているように思えます。

描くことは考えの表出です。体験は思考のかけらをたくさん生み出します。どれだけの思考のかけらを潜在意識に溜め込んでおくか?私にとってのデッサンは、紙に描くスケッチデッサンと同じくらいに思考デッサンが宝の山のように思えるのです。

今日アップした絵は突拍子もない想像の世界のように見えますが、そこに現れる風景やキャラクター、物語は、過去の体験から浮上してくるものをすくいとって脚色したものにすぎません。私がイラストレーター・画家の仕事をする上でもっともたいせつなのは、どれだけ多くの体験・思考をするか、なのかもしれません。