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それぞれの想い

それぞれの想い

個展3日目が終わりました。今日、嫁いで行った絵の中に、英国湖水地方を描いた一枚とアイルランドのアラン島への旅の印象を描いた一枚がありました。

「娘がイギリスにワーホリで行っているのです。娘が見ているだろう風景を家に飾りたいと思って、、、。」

展示中のイギリスの田舎の絵を何枚か選び、その中から二点お決めくださいました。
私にも子供が2人います。離れた地に暮らす子を想う親心が痛いほど伝わってきました。

嫁入りして行った絵は「緩やかな午後」と「アイルランドの田舎・アラン島の詩」でした。

そして夕方、岩手盛岡の個展にいらしてくださっている男性のお客様がサプライズ来訪。
素敵な女性がご一緒でした。
「今日は婚約者と一緒です。今日は婚約指輪を決めにきたんです。そして、新居に飾る絵も」
選ばれたのは「夕暮れ時のささやき」。ベネツィアの印象を描いた水彩画です。

誰かを思うときに水彩画が傍らにある暮らし…。絵描きという仕事をしていて、本当によかった、そう思いました。


明日は日曜日、折り返しです。
増税の関係で、嫁いだ作品はすべてお持ち帰りいただいています。この3日間で20点ほどの水彩画が入れ替わりました。ありがとうございました。
明日はあらためて気持ちを初日にもどして会場に入ります。
今日までいらしてくださったお客様にこころから感謝を込めまつつ、新たなお客様のご来場をお待ちしています。

「緩やかな午後」(透明水彩・紙/ウォーターフォードホワイト)

「アイルランドの田舎・アラン島の詩」(墨に透明水彩・紙/アルシュ)

「夕暮れ時のささやき」(透明水彩・紙・セザンヌ)