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水彩

様々な水彩画のオーダーをいただきます。
直近で描かせていただいたのは、バレエのトゥシューズや赴任地の異国風景、高山植物の花。絵のご注文をいただくたびに「皆さんそれぞれに物語があるんだ」と感じます。(すべてプレゼントのための絵でした。)

半年ほど前、いつも個展に来て下さっている方から「亡くなった妻と登った大雪山の思い出を絵にしてほしい」とのオーダーをいただきました。数ヶ月かけて描き、出来上がった水彩画を先日お客様の元へお届けしました。

オーダーくださったMさんから、「古山さんと奥様をぜひ食事にお招きしたい」と、フレンチレストランにご招待いただき、昨晩おいしく楽しい一夜をすごしてきました。

テーブルではMさんは、「妻からは,良きことをもらいっぱなしでした。でも、早い別れになって、何も返せなかった。だから受け取った恩を、他の人たちに返して行くことにしました。」

実は無くなった奥様は、私の絵の生徒さんでもありました。

絵の制作の筆を置く時=仕上がりの時=はいつも悩みます。「これで完成かな、、、」と思った時、「先生、それでいいよ〜」と奥様の声がどこからか聞こえました。命日の数日前のことでした。

昨晩は4人がけのテーブルにMさんと私と私の妻の3人。
でも間違いなくMさんの亡き奥様も同席していたと思います。

  

話題は変わって、絵の展示で関わっているイベント情報です。

311メモリアル企画『森羅万象のつらなり【海から銀河まで】』が仙台・藤崎本館8階グリーンルームで開催中です。
わたしどもは震災前の三陸風景画展示と絵本「海の見える丘」、画文集「子規と歩いた宮城」原画展で協力しています。

ご近所までお出かけの際は、どうぞお立ち寄りください。

ラストの写真はもう一人のゲスト、牡蠣の養殖家・畠山重篤さんと、イベント主催代表のフリーアナウンサー・渡辺祥子さんです。

 

ギャラリー店舗をお休みとさせていただいた今日、店長の妻は家でバラをつたわせる柵をつくり、画家のわたしは春の嵐で壊れかけた目隠し修理の一日でした。 日が暮れて、描きかけの水彩画に筆を入れて、ふと、イギリスの友人を思い出しました。 Mr.Wと妻の日本人せっちゃんのことです。かれらはウィンザー近郊に暮らしています。

彼のお兄さんはガーデナー=庭師です。それも腕がいい。評判が評判を呼び、仕事がたえないといいます。かつて彼の家に連れて行ってもらいました。迎えてもらった庭でいただいたスコッチの薫といったら、、、。乾杯したその場所は、まさにガーデニング雑誌で見るそれでした。 イギリスは水彩画の名手を大勢輩出していますが、それはあの環境だからこそでもあるなあ、と思います。

初めて旅した国がイギリスだったこともあり、彼の地は私のとって特別な存在です。水彩画を描くことを仕事とするようになったのも、英国風景の空気をさんざん深呼吸してきたことと無縁ではないように思えます。

Mr.Wと妻のせっちゃんから「今年の夏日本に行きます。会いましょう!」とメールが届きました。せっちゃんの帰省をかねての帰国です。彼らが私たちの仙台の家の遊びに来ると、部屋はえもいえぬ「英国の芳香」に満たされます。彼らにそのことを伝えても、「またまた、そんなことないでしょ」と笑いますが、本当です。

イギリスは、香りの国。わたしも香りが立つ水彩画を、イラストを、作品を描けるよう精進です。

30日は平成最後の日。アルティオはオープンしています。実は店は、ギャラリーに満ちたヨーロッパの石鹸の「香りが自慢」でもあるのです。

冒頭の水彩画は、「いつもそばにいる」。写真は友人W氏の裏庭からの眺めです。

今日のブログは、7月27日開催された「おはなしの部屋△【san:kaku】」第二夜 つれづれ。
二回目のゲストは、佐藤敏悦さん(東北民俗の会 会長)

皆さん、仙台の〈荒町〉という町名はご存知でしょうか?
〈荒町〉とは麹を作るところという意味なんだそうです。その荒町ですが、伊達政宗が生まれた山形県米沢市から→宮城県岩出山→仙台 検察庁の裏手→さらに美味しい水のある現在の場所へと町が移動していったそう。まさに、政宗と共に食文化も移動していった!ということ。もう最初の掴みからトリビアでした。

江戸時代からの駄菓子(関東以北と以南では呼び名も違う)の形がしっかり残っているのは、日本でも仙台駄菓子くらいだそうで、これは仙台人はもっと誇ってもいいことではないだろうか。
対して、宮城の食文化は江戸時代からそのまま継承されているものはないという、、あのハゼが入った仙台のお雑煮でさえ、江戸時代には食されていなかったというからビックリです。

そして、昨夜のおはなしで、私が一番心に響いた言葉は、
「原点に立ち返る」ということ。
歴史を紐解いていくと、いろんなものが見えてきます。食文化に限らず全てのことに通じるこの力強い言葉に、背筋がピンと伸びた思いがしました。

佐藤敏悦さん、ご参加の皆様、昨夜も素晴らしい時間をありがとうございました!!

*現在、ゲストの佐藤さんが関わる「ふるさとの駄菓子」展が、東京LIXILギャラリーで開催中です。(仙台駄菓子の老舗、石橋屋さんの記録)ご興味のある方は是非!

 

 

 

旅立ちの朝_スラウにて

311メモリアル企画「海画展」(KAIGA-TEN)はじまりました。
昨日から第一期「水平線のことば絵」展がアルティオでスタートです。

同時にkaffe tomteさん、バレアリックコーヒーロースターさんでも海の絵をごらんいただけます。

ぜひ、ご来場ください。

今回アップの作品は、正岡子規「はて知らずの記」より、子規が秋田の象潟あたりで詠んだ句から描いた一枚。
「夕日に馬洗いけり秋の海」

わたしは書家ではないので、字も絵と思ってくださいね。

 

 

アトリエ・アルティオは、作家としてのアートギャラリーの一面と、イラストや水彩、絵のレッスンの場の面を持っています。(狭いのではずかしいですが、、、)
アルティオに通われている方は現在12人。マンツーマンと少人数グループでのレッスンで、それぞれにそれぞれのやり方で描くことを楽しんでいます。その教室展が明日7日火曜日からはじまります。狭いながらも会場セッティングがようやく終わりました。

水彩画が多いのですが、イラストを学びにきているカリグラフィの先生から、個展に何度も通ってくれてその熱意に根負けした小学生まで、それぞれに学びたいポイントは違います。

なので、アルティオでのレッスンは、その場で手取り足取り教えるというよりも、それぞれの要望にあわせて「絵のコーチングをしている」と言った方が的確かもしれません。なかには、鉛筆デッサンと様々な発想法を教えている受講生もいます。

レッスン時間は基本マンツーマンで一時間半。2人の場合は1時間半を45分ハーフとなります。4人だと2時間で一人30分。受講生と私とでスケジューリングをあわせ、無理が無い日を予約日とします。

私の仕事の柱のひとつであるイラストレーションは、納期がある仕事が多いため、お互いの都合がすりあわない時は無理に月一回開催とせず、二ヶ月に一回、あるいは3ヶ月に一回になるときもあります。終わるたびに次の月を予約して行く(予約の都度時間帯も変わります=まるで歯医者さんみたい(笑))そんなすりあわせ予約スタイルです。

まずは描いてきてもらい、それに対するアドバイスを描き加えたり、別紙に「ココは、こんなカンジだとおもしろくなるよ」と描いてみせたりします。構図をあらたに別紙に私のドローイングでアドバイスするときもあります。まっさらな紙を持ってきてもらい、描いてもらうこともひとつの方法ですが、家で迷いながら描くことがとても大切なことに思えるので、そんなスタンスをとっています。

一人二点ずつ持ち寄っての小さな展覧会ですが、迷いながらも一生懸命に描いた作品がそろいました。ぜひ足をお運びいただけると嬉しいです。
『アルティオ教室展』
会場/アトリエ・アルティオ
会期/11/7(火)〜11/12(日)11:00〜18:00(最終日は17:00クローズ)
会場住所/仙台市青葉区立町19-20 1F


今日から霜月、11月です。
仙台のアトリエアルティオの前は西公園ですが、落ち葉の舞いおりる早さと同じ速度で秋が過ぎ去ろうとしています。
さて暦をめくろう、と、今年のカレンダーを部屋の中に見渡すと、絵描きとして仕事で手がけたカレンダーが3種類ありました。

ひとつは仙台の百貨店、藤崎さんのカレンダー。
ふたつめは、東北電力さんのカレンダー。
そしてみっつ目は、日本郵便さんの東日本版カレンダーです。(これは11月の絵柄担当)
(ほかにアルティオオリジナルで作っていますからそれを加えると四つになりますが、受注ではないので数に入れません。)

イラストレーターとしてカレンダーの仕事はおおかたコンペが多いので、毎年受注できたりできなかったり。去年はたぶん過去最多でした。

本日の日記でアップしますのは、日本郵便さんの12人のイラストレーターや写真家が各月を担当した「2017ゆうちょMachiomoi Calendar〜マチオモイは人想い」
11月、私の絵が採用されています。

タイトルは「風のみちしるべ」
描いた場所は福島奥会津の柳津町。取材のときに同行したこども達を、会津柳津の田園風景に描きました。何かをひろったのか、娘の手の中を息子がのぞき込んでいます。

柳津・只見川ぞいは大好きな場所で、何度もスケッチしたり水彩画を描きに取材に行っています。
東北の原風景がしっかり残っている、貴重なエリアでもあります。
機会があればみなさんもぜひ旅されてみてください。