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イギリスの香りと水彩画

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イギリスの香りと水彩画

 

ギャラリー店舗をお休みとさせていただいた今日、店長の妻は家でバラをつたわせる柵をつくり、画家のわたしは春の嵐で壊れかけた目隠し修理の一日でした。 日が暮れて、描きかけの水彩画に筆を入れて、ふと、イギリスの友人を思い出しました。 Mr.Wと妻の日本人せっちゃんのことです。かれらはウィンザー近郊に暮らしています。

彼のお兄さんはガーデナー=庭師です。それも腕がいい。評判が評判を呼び、仕事がたえないといいます。かつて彼の家に連れて行ってもらいました。迎えてもらった庭でいただいたスコッチの薫といったら、、、。乾杯したその場所は、まさにガーデニング雑誌で見るそれでした。 イギリスは水彩画の名手を大勢輩出していますが、それはあの環境だからこそでもあるなあ、と思います。

初めて旅した国がイギリスだったこともあり、彼の地は私のとって特別な存在です。水彩画を描くことを仕事とするようになったのも、英国風景の空気をさんざん深呼吸してきたことと無縁ではないように思えます。

Mr.Wと妻のせっちゃんから「今年の夏日本に行きます。会いましょう!」とメールが届きました。せっちゃんの帰省をかねての帰国です。彼らが私たちの仙台の家の遊びに来ると、部屋はえもいえぬ「英国の芳香」に満たされます。彼らにそのことを伝えても、「またまた、そんなことないでしょ」と笑いますが、本当です。

イギリスは、香りの国。わたしも香りが立つ水彩画を、イラストを、作品を描けるよう精進です。

30日は平成最後の日。アルティオはオープンしています。実は店は、ギャラリーに満ちたヨーロッパの石鹸の「香りが自慢」でもあるのです。

冒頭の水彩画は、「いつもそばにいる」。写真は友人W氏の裏庭からの眺めです。