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風

仙台は風の町です。気候もよく住み易い町ですが、風が強いのが玉に傷でしょうか。アルティオ店舗がある立町はそんな仙台を代表する川、広瀬川のすぐそばにあるということもあり、風の強さをより感じます。
風に向かうのはしんどいですが、「鳥が飛ぶときは向かい風に向かって飛び立つんだ」と、友人のU社長が今日のSNSでつぶやいていました。至極納得。

新しい試みは、見えないこと、読めない事態と不安要素が大きいですけど、それでもチャレンジしなければ同じところでぐるぐるまわっておしまいです。
作家の私と店長の妻は若い頃に風まかせの旅をしてきましたが、その旅が「風に向かえ」と教えてくれたように思えます。だって、長旅をしていると移動しないのが一番ラクなんだもの。ラクだけど降り掛かって来る旅の神様からのプレゼントはどんどん少なくなってくる。これは不思議。

仙台での日常に戻りましたが、しばしホームでの給油ののち、あらたな風に向かうとしましょう。今、新しいことを始める準備が進んでいます。新しい風、かもしれません。一人だけでやっていることではないので、発表できるのはもうすこし先です。フリーランス画家は単独飛行に見えるかもしれませんが、そんなことはありません。個展にいらしてくださったお客様をはじめ、すれ違う人でさえ飛び立つことを支えてくれる大きな浮力であり支え、そして推進力に違いないんです。

絵は「Home」。来月開催の銀座個展案内DMに使ったイギリス・ウィットビーの港町。漁から港へ戻ってきた漁船を描いた一枚です。Homeがあるから明日もチャレンジできます。神戸から東京銀座へ。ホームとしての仙台,そして東北に感謝しています。

ギャラリーページにこの絵とフランスの港の絵をアップしました。どうぞ、ごらんください。