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『おはなしの部屋△【san:kaku】』第二夜つれづれ

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『おはなしの部屋△【san:kaku】』第二夜つれづれ

今日のブログは、7月27日開催された「おはなしの部屋△【san:kaku】」第二夜 つれづれ。
二回目のゲストは、佐藤敏悦さん(東北民俗の会 会長)

皆さん、仙台の〈荒町〉という町名はご存知でしょうか?
〈荒町〉とは麹を作るところという意味なんだそうです。その荒町ですが、伊達政宗が生まれた山形県米沢市から→宮城県岩出山→仙台 検察庁の裏手→さらに美味しい水のある現在の場所へと町が移動していったそう。まさに、政宗と共に食文化も移動していった!ということ。もう最初の掴みからトリビアでした。

江戸時代からの駄菓子(関東以北と以南では呼び名も違う)の形がしっかり残っているのは、日本でも仙台駄菓子くらいだそうで、これは仙台人はもっと誇ってもいいことではないだろうか。
対して、宮城の食文化は江戸時代からそのまま継承されているものはないという、、あのハゼが入った仙台のお雑煮でさえ、江戸時代には食されていなかったというからビックリです。

そして、昨夜のおはなしで、私が一番心に響いた言葉は、
「原点に立ち返る」ということ。
歴史を紐解いていくと、いろんなものが見えてきます。食文化に限らず全てのことに通じるこの力強い言葉に、背筋がピンと伸びた思いがしました。

佐藤敏悦さん、ご参加の皆様、昨夜も素晴らしい時間をありがとうございました!!

*現在、ゲストの佐藤さんが関わる「ふるさとの駄菓子」展が、東京LIXILギャラリーで開催中です。(仙台駄菓子の老舗、石橋屋さんの記録)ご興味のある方は是非!